石巻市震災遺構門脇小学校

公開日:2022/04/01 
最終更新日:2022/04/04


 

 


何かを学びに行ったとき、その展示物について、ゆっくりと時間をとって考えることはありますか?
入館料を払って、見学した後、見学した時間と同じくらい「心をほどく」作業をしてほしい。


話を聞くという方法は、話し手の「気持ち」が多く入っている場合が多く、それによって、余計に気分が重くなってりしてしまうそんな経験があると思います。

でも、自分の目で見たものは、その「もの」が発する不思議な何かで、言葉ではない方法で感じることができます。きっと、これが「こころ」で感じることではないでしょうか。


震災伝承と言えば、語り部さんなどの「話を聞く」という方法が主流ですが、本来であれば、自分の目と心で感じるのが一番だと思います。


石巻では、「自身の目と心で感じる」ことのできる施設ができました。

その施設は、「石巻市震災遺構 門脇小学校」です。

 

 


 

 

 

2011年3月11日 東北地方太平洋沖地震が発生
学校にいた自動・教職員らは訓練通りに日和山へ避難。
地震発生から約1時間後、大津波が襲来。
津波火災が発生し、校舎は炎に包まれました。
門脇小学校は津波火災の痕跡を残す唯一の震災遺構であり、
避難を考えるとき垂直避難だけでは難しい一面があることを伝えています。

----------------石巻市震災遺構門脇小学校パンフレットより----------------

 

 



 


施設に入ると、右手に総合案内があります。
展示館に入るには、入館料が必要になります。

 

 

総合案内所隣には、フリースペースがあります。

 

 

 

 

ここでは、休憩をしたり、ちょっとした調べものをしたりすることができます。左奥にある段ボールで囲われた遊具みたいなものは、授乳スペースです。

 

 

 

 


展示館に入る直前で、右手に曲がると、コインロッカーがあります。
お金を入れても、後で戻ってくる仕組みなので、時間を気にせず展示を見ることができます。

 

 

 

 


コインロッカーを過ぎると、お手洗いがあります。
展示館に入ると、お手洗いが少ないですので、ここで済ませるといいです。

 

 

 

 



 

 

展示館に入ると一番初めに出迎えてくれるのが、「被災車両」です。

 

 

 

ふと周りを見渡すと、そこは「学校の体育館」であることを思い知らせてくれます。

 

 

 

 


そこはまるで「震災前の状態」と「震災後の状態」を空間でもって体験できます。

 

 

 

 

 


体育館は広いので、きっとモップ掃除かと思ってしまいますが、お掃除をしているのはロボットです。これもまた、時代を感じます。

 

 

 

 

 


外に出ると、本校舎(震災遺構)を見学できます。
このスペースは、言葉よりも視覚で感じれる場所となっていて、まるで当時の様子をフラッシュバックしてくれるように本校舎が語りかけてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まるで絵に描いたようなそんな写真ですが、実物です。
写真では伝えきれない何かを「校舎」は伝えたいのだと思います。

校舎を過ぎると体験者の記憶を言葉と絵で表現している箇所があります。
校舎から感じ取った言葉にできない感覚をこのスペースが可視化してくれています。

 

 

 

 

 

そこを過ぎると「門脇小学校の歴史」を知るスペースがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


写真を見ていくと、徐々に当時の様子が目に浮かびます。

防火扉が火災にどれだけ役にたったのか。
どんな思いで避難したか。

 

 

 

 

 

当時の状況を頭の中でシミュレーションしていくと、どうやって日和山まで急いで逃げることができたのか。
ふとそんなことを思ってしまうかもしれません。

「どのようにして避難したか」

 

その答えも展示されています。

 

 

 

 


この辺りまでくると、当時の状況を話している「声」が聞こえます。
当時放送された「ラジオ石巻」がそのまま流されています。
その展示スペースに行くと、歴史を遡って、昔からある大地の記録を学ぶことができます。

 

 


 

 

 

 


順序良く回ると、ここで最初に入った展示館である体育館に入ります。

ぐるっと一周すると、当時使用していた仮設住宅の中を見ることができます。

 

 

 

 

 

 

 

見学をして感じたことは、「多くの言葉よりも、目で見た事実を実感してほしい。」
そんな施設になっていると感じました。

 

 

石巻市震災遺構門脇小学校の利用案内については、次の通りです。

休館日は、しっかりチェックしてから来館をお願いします。

 

開館時間:午前9時から午後5時まで(入館時間は午後4時まで)

休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館)、年末年始(12月29日から1月3日)

特別開館日:毎月11日、6月12日(みやぎ県民防災の日)、9月1日(防災の日)、11月5日(津波防災の日)

郵便番号:986-0834

所在地:宮城県石巻市門脇町四丁目3番15号

 

 

 


石巻市震災遺構門脇小学校へのアクセスは、石巻駅前のレンタサイクル(石巻市役所1F・観光案内所)が便利です。

 

 

石巻駅前のレンタサイクルを予約する

 

 


レンタサイクルを借りてから、門脇小学校までの道順は動画の通りです。

 

 

そして、最後に、復興にはまだまだあなたの力が必要です。もし少しでも復興に力を貸して頂けるなら、石巻エリアファンクラブに入会して頂けませんか。

この会は石巻地域を支えて頂くだけでなく、お礼もさせて頂きます。地元でしか手に入らない訳あり海産物を格安でお譲りしたり、地域の人しか知らない情報をお伝えしたり、地域の人でも滅多に入れない自衛隊の基地に特別招待したり。

 

ご興味を持って頂けましたら、是非下のリンクから詳細をご確認下さい。

 

 

 

 

 

物語をもっと見る

石巻・東松島・女川を堪能できる
お取り寄せはいかが?

石巻エリアのお取り寄せはこちら 石巻エリアのお取り寄せはこちら

海街さんぽいちおしプラン

  • みちのく潮風トレイル/金華山編

    みちのく潮風トレイル/金華山編

  • 【追加申込募集します】ほやっほ~祭前日6/29(土) 萌江ちゃんと一緒ほやっほ~祭成功祈願街歩きツアー

    【追加申込募集します】ほやっほ~祭前日6/29(土) 萌江ちゃんと一緒ほやっほ~祭成功祈願街歩きツアー

  • 宮城オルレ奥松島コースガイド

    宮城オルレ奥松島コースガイド

    東松島市
  • 新宮戸八景~これが俺達のオルレだ~

    新宮戸八景~これが俺達のオルレだ~

    東松島市
  • みちのく潮風トレイル1泊2日 石巻3島「金華山・網地島・田代島」トレイルツアー

    みちのく潮風トレイル1泊2日 石巻3島「金華山・網地島・田代島」トレイルツアー

海街さんぽいちおしプランをもっと見る
© 2017 - 2024 海街さんぽ All Rights Reserved.