
探究学習に最適! 復興と地域課題を学ぶフィールドワーク
私たちの石巻エリア(石巻市・東松島市・女川町)は、2011年の東日本大震災で甚大な被害を受け、復興に向けてさまざまな挑戦と取り組みを続けてきた地域です。震災の記録や復興の歩み、そして今なお続く人口減少や産業継承といった課題にふれるフィールドワークを通じて、子どもたちは「地域の現実」を体感し、課題解決に向けて自ら考える学びを深めることができます。さらに、震災の経験をもとにした防災・減災教育を通じて、自分や周囲の命を守る行動を考える機会にもなります。
石巻エリアでは、農業や漁業といった一次産業から、観光、ものづくり、まちづくりの現場まで、幅広い職種・分野をテーマに学ぶことができます。復興の過程で生まれた新しい取り組みや、地域課題の解決に向けた挑戦を体感できる多彩なプログラムがそろっています。
しかし、現在も地域には解決すべき課題が残っており、持続可能な発展や新たな取り組みが求められています。子どもたちは、地域住民との交流やフィールドワークを通じて、こうした現実に触れながら、自ら考え、行動する力を育むことができます。
震災の教訓や復興の歴史、地域課題に学ぶ体験は、教科書だけでは得られない実践的な学びの場となり、防災意識を高める教育にもつながります。学校教育の学習要綱に沿った教育旅行や校外学習に最適であり、多様な体験を通じて、子どもたちの未来の選択肢を広げ、地域社会と共に考える力を育てる学びがここにはあります。
モデルコース
石巻コース

2022年4月に一般公開を開始した、東日本大震災の津波火災の痕跡を残す唯一の震災遺構です。
津波の怖さを伝える被災車両や焼け焦げた校舎など、東日本大震災の最大の被災地として、その教訓を未来永劫に伝承する施設です。

市街地再生拠点としてオープンした商業施設。
1階は土産向け商品等を販売。2階は140席あるフードコード「元気食堂」があり、石巻の新鮮な食材を使った食事が可能です。観光バス駐車場・立体駐車場も完備しています。

元宮城県公立学校教員による現地案内。震災遺構である旧大川小学校校舎と裏山を見学して津波の威力と怖さを実感するとともに、命を守るためには事前防災の大切さと、より早くより高い場所に避難する避難行動の大切さを学ぶことができます。

・ボランティア体験(90分)
雄勝ローズファクトリーガーデンは、語り部・防災教育・ESD等の教育支援活動を行う活動拠点。また、教育旅行や企業研修等のボランティアを受入れて、雄勝町中心部に花や樹木の植栽をする緑化支援活動を行っています。
東松島コース

2018年にスタートした宮城オルレ。東松島市の奥松島はそのコースの一つ。大高森展望台からの絶景は地元でも人気。また、松島湾を箱庭のように見られることから松島四大観の一つ「壮観」と名付けられました。
※宮城オルレは「済州オルレ」の姉妹コースで、宮城の美しい自然やその土地の歴史、食などの魅力を楽しみながら歩くトレッキングコース。

日本三大渓の一つ「嵯峨渓」。優美な松島湾の景観と異なり、対照的な荒々しい奇岩が立ち並ぶパノラマは驚きと感動の連続。それらをベテラン船長のガイドで巡る船旅は、まるでアドベンチャークルーズです。

震災復興伝承館は、旧JR野蒜駅舎を利用し、東日本大震災の被害状況や復興の歩みを学ぶことができる施設。祈念広場には震災により亡くなられた方々への鎮魂と慰霊のために、震災復興モニュメントが建てられています。
女川コース

(女川町まちなか交流館等、30分)
当時の状況や今現在行っているまちづくりについて、震災当日の女川町を襲った津波の映像を交えながら、講話をします。会場の一つである女川町まちなか交流館では震災復興記録の展示も行っています。

女川駅前商業施設内店舗での職業体験。体験先の店舗は、津波で店舗や工場を失った商店、震災をきっかけに起業した所がほとんどです。また、体験中に、被災企業の体験談や復興、起業についての話等も聞くことなど、地元住民との交流も可能です。

女川駅前商店街にて土産物等のお買い物もできます。また周辺には震災遺構の「女川交番」、女川町地域医療センターには津波記憶石(いのちの石碑プロジェクト)があります。
石巻エリアで体験できる
オリジナルコースとして設定できる学習や体験、観光施設をご紹介します。
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女川町
お申込受付から実施までの流れ

コース選定、観光情報のお問合せ対応なども承ります。
〒986-0822宮城県石巻市中央2-11-21
石巻市かわまち交流センター
「かわべい」内