日和山の激坂を行く
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季節も3月、石巻エリアも暖かくなり、花粉が舞うようになって来た。
春の訪れで色んな動物たちが動き始める中、ふと思う。
「あれ? 俺、いつ運動したかな?」
ということで、今回は運動がてら歩いて石巻の象徴・日和山公園まで行ってみることにした。
以前の特集記事で日和山公園を紹介したが(『石巻の象徴 日和山』の特集記事はこちらから)、実はこの公園に歩いて行くのは、普段運動をしていない人間にとってもの凄く大変な『激坂』がある。
その『激坂』なんと斜度30%!
運動していない期間を取り戻すには十分すぎる坂!
と、いうことで「いざ!出発!」

激坂のスタート地点にある案内看板。気合を入れて歩みを進める。
案内看板に書かれている「あと550メートル」。
看板を見る人はこう思うはずだ。
「550メートルってすぐそこじゃん!余裕でしょ!」と。
しかし、ふと目線を上げると

歩く人たちの気持ちを試すかのような急な階段。
見てすぐ分かる「急な」やつ。
「でも、行くしかない!」と『激坂』へ足を進める。
普通に上っても面白くないなと感じたので、せっかくだから何段階段があるのか数えていくことにした。
「1、2、3、、、」
歩き始めてから数十歩目、息が切れて動悸が激しくなった。
既にこの『激坂』を上ったことを後悔し始める。
「110」まで階段を数えてところで、天の助けか、日和山の優しさか、坂の途中にベンチが現れた。

このベンチの半分は「優しさ」で出来ているのかと思うくらいのありがたいベンチ。
ベンチに座って一休みしながら思う。
「この坂、エスカレーターなら良かったのに」と。
生きてきてこれほどまでに文明の利器を渇望したのは久しぶりの経験だ。
そんな空想タイムから現実に戻って左側に続く『激坂』を眺める。
まだまだ続く激坂。
「苦行」という言葉も浮かび始めるが、「自分の健康のためだ」と言い聞かせて再スタート。

「苦行」とも感じられる2回目の坂。
上が見えないくらいの激坂。
なんだろう、色んなものが嫌になってくる。
しかし、1度決めたことを曲げるわけにはいかない。
「きっと登った人だけが味わえる風景があるはずだ。」と自分を勇気づけながら歩みを進める。
そして、257段登り切ったところで階段が終わる!
「いやっほー!」と喜ぶのはまだ早い。
ここからはさらに坂道を登って行くことになる。
案の定、これもまた辛い。
「まだゴールは見えないのか…」と絶望感を漂わせていたら、目の前に青い景色が見え始めた!

激坂を上った人だけが見える景色。
空だ!
海だ!
鳥居だ!
日和山公園だ!
と、今回なんとかゴールできた。
経過時間30分。
自問自答を繰り返しながらのゴール。
なんて表現したら良いか分からない、謎の達成感で胸がいっぱいになった。
「ありがとう、日和山の『激坂』。おめでとう、自分」
坂を上る前とはちょっとだけ違う自分がそこにいた。
今回紹介した『激坂』以外にも日和山に上る道はある。
長い階段もあるし、昔ながらの石巻街並みを感じられるルートもある。
自分だけのルートを見つけてみるのも楽しいだろう。
車で日和山公園に行くのもいいが、歩いて行くのもたまには良いと思う。
writer よっつ
『日和山の激坂』
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